オバマ大統領のネット活用!クラウドソーシングからプログラミングまで

第44代アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ氏は、クラウドソーシングを含めたインターネットの可能性に大きな期待を寄せている。今回は、オバマ大統領のネット好きがわかる事例を3つ、特許レビューブロセスへのクラウドソーシングの活用、ネット選挙、国興しのためのプログラミング推奨をご紹介しよう。

クラウドソーシングの活用を奨励

obama_photo クラウドソーシングとは、インターネットを通じて、世界中のスキルを持つ方々にお仕事を外注することである。国内では、クラウドワークスやランサーズ、海外ではoDeskfreelancerなどのサービスがある。 オバマ大統領は昨年からパテント・トロール対策に関心を持っている。パテント・トロールとは、新規参入者を排除するため、または特許料を引き上げるためなどに、同じような特許を持つ企業同士が手を組んで作るグループのことである。オバマ大統領は今年2月の会見で、特許政策についての最新情報を伝えたとともに、特許のレビュープロセスに「クラウドソーシング」を使用するなど、今後の新しい取組みを発表した。特許のレビューにクラウドソーシングを使えるように新たに法律を作ってまで対策をしていく構えだ。 オバマ大統領は以前から、オープンイノベーションを促進するために、クラウドソーシングの利用は有効であるとの見解を示しており、今回も発明の新規性・進歩性の判断において企業、専門家、一般市民が関与すべきであると示唆している。ペニー・プリッカー米国商務長官は、このプログラムを通じて、「イノベーションに関わる社会全体が希少な先行技術を見つけ出し、提出することに繋がれば」と期待を述べた。

A/Bテストを繰り返した賢いネット選挙

sequential 昨今、日本でもネット選挙が解禁され、話題を呼んだ。しかし、不慣れからか、上手にインターネットを活用できている選挙候補者はそう多くなかったと筆者は見ている。インターネットのメリットは、効果を測れる点でる。効果を測ることによって、そのサイトが使用しているデザインでどれほどの効果を上げているのかが分かり、改善を繰り返していくことができる。これを上手に継続していくことが、本当の意味でインターネットを使いこなせていると言えるであろう。 その点、ネット選挙において、オバマ大統領はインターネットを使いこなせている。オバマ大統領の選挙チームは選挙戦において、何度もA/Bテストを繰り返し、より大きな成果を求めて行った。A/Bテストとは、一つの画面に対して2種類のデザインパターンを作り、実際にユーザーに使ってみてもらい、どちらの方が効果が高く採用すべきなのかテストすることだ。 その一つの例が上の献金サイトの改正である。左側が改善前で、右側が改善後である。左側の長い入力フォームを4ステップに小分けをし、右側のように最初の画面での入力量を少なくした。パッ見た時の気の持ちようが明らかに変わるのがお分かり頂けるだろう。この改善によりCVRは、改善前と比べ、5%向上したという。 このようなA/Bテストをあらゆるサイトで何度も行いながら、オバマ大統領は華麗にネット選挙を制することに成功した。

国の将来のためにプログラミングを学んでほしい

オバマ大統領はプログラミング教育を実施していくことに、強い関心を示しており、プログラミング学習を促進する団体Code.orgにもメッセージを寄せている。 動画の中で、オバマ大統領は「プログラミングを学ぶことは自分自身の将来のためだけではなく、国の将来のためにもなる」と強く訴えている。 オバマ大統領がインターネットを使う姿勢は見習うところが多く、国を動かすのも、ビジネスを動かすのも共通点が多い。 効果を測り、A/Bテスト、改善を繰り返し、クラウドソーシングのように多くの人々の協力を仰ぎながら、物事を進めていくのが重要だ。 クラウドソーシングに関しては当サイトクラウドソーシングラボで紹介していくので、是非チェックしてみてください! 参考サイト: Optimization at the Obama campaign: a/b testing Obama advisers want to “crowdsource” patents, call again for new law

この記事を書いたのは

小阪 勇汰

中央大学商学部経営学科4年。英会話サークルESSに所属。2年次にシリコンバレー、SXSWを訪問。インターン歴はギブリー、トライフォート、クラウドワークス。愛読書は『7つの習慣』。日本人一人一人が夢を持てる社会を創りたいです。 http://crowdworks.jp