意外と知らない!?クラウドソーシング活用における最新トレンド4選

1. マネージャにはクラウドソーシングの知識が必須に!

クラウドソーシング

“Understanding Crowdsourcing and its Importance for Managers.”

今では、誰でも一度はクラウドソーシングという言葉を耳にしたことがあるはずだろう。しかし、プロのビジネスパーソンであれば、もはや、クラウドソーシングを知っているだけでは十分でなくなると言われている。それは、クラウドソーシングは今までの仕事のやり方に比べて圧倒的に時間とコストを下げることが可能だからだ。特に、特別なアイディアがほしい時にはとても効果的に活用することができる。そのため、仕事の依頼先として今までの「社員」「契約社員」「外注」などに加えて、「クラウド(インターネットの向こう側の不特定多数の人々)」という選択肢が当たり前になってくるだろう。 世界中の大企業でも、このようなクラウドソーシングを活用しようという流れが大きくなってきている。海外で成功した事例としてユニリーバやNASAなども活用して成功しており、日本国内でも大企業がクラウドソーシングサービスを利用し始めている。

2. 複雑で大きなプロジェクトにもクラウドの力を使うように

スーパボウルでのドリトスのCM。※クリックで実際の動画を閲覧可 クラウドソーシングは、テレビ番組のコンテンツ制作という難度の高い要求にも対応できる力を証明した。2009年のアメリカでのスーパーボウルで、ドリトスがクラウドソーシングで制作したCMがスーパーボウルの広告のコンテストで優勝したのだ。この事例にもあるように、アイディアを集めるだけではなく、それを実際に具体化するところまで含めてもクオリティの高いものが集まる。 海外のブランドメーカーは、一般消費者の発想やデザインを元にした商品、サービスやコンテンツを毎週のようにで市場に送り込んでいる。国内でもボンカレーがキャッチコピーを一般ユーザーから募集するなどの動きが出ている。 今年はクラウドソーシングを使用したマーケティングやイノベーションの有効性がさらに実証されると予測されており、ガートナー社によると、市場での競争で優位に立つには、着実な「ヒット商品」を続けて生産できる力が要になるという。さらに同社は、マーケティングや新商品開発にクラウドソーシングを活用する消費財メーカーは、クラウドソーシングを活用しない競合相手と比べると、2015年までに約1%の増益率を期待できると予測している。

3. 徐々に開花するクラウドソーシングの生態系

クラウドソーシングの生態系が形成される 代理店などの従来型のサービス企業は、場合によってはクラウドソーシングを脅威と見なすため、その存在自体を無視したり、独自の対抗戦略を試みる。しかしながら、今後はクライアントのクラウドソーシングに対する関心や必要性を敏感にキャッチできるような代理店が出現し、クラウドソーシング機能をますます積極的に活用するようになるだろう。 企業がクラウドソーシングを活用するようになれば、必然的にその生態系が生まれる。企業用ウェブサイトの制作、会議、著者、コンサルティング会社など専門性を特化した仕事に関する取引も既に行われ始めている。アメリカなどでのリーディングカンパニーは、クライアントがクラウドソーシングで制作した商品をテストし、それを修正・調整できるような一貫したサービスの提供をさらに目指し、クラウドソーシングの生態系の統合化を始めるであろう。

4. クラウドソーシングが変える人々の生活

クラウドソーシングが生活を変える クラウドソーシングの根幹であるコミュニティは、ここ5年間で驚異的な成長を遂げている。様々なコミュニティを調査してみた結果、クラウドソーシングに携わる人々は、控えめに見積もっても世界で1,000万人を超えると推定される。クラウドソーシングへの関与の度合いや動機は参加者によって異なるが、クラウドソーシングは、世界中どこにいても誰でもプロジェクトに参加し、スキル向上、創造力を発揮しながら報酬を受けるという機会を提供する。 コミュニティに所属している人は多種多様であり、学生、専門職志望者、フリーランスやニッチな領域の専門家などもいる。こうした人々がクラウドソーシングを利用する動機となっているのは、「満足感(Fulfillment)」、「面白さ(Fun)」、「名声(Fame)」、「有名(Fortune)」の4Fである。 私たちは「多様な」世界に足を踏み入れており、そこでは医者や弁護士になることだけを願うのではなく、夜間を利用してなんらかのプロジェクトに従事することで自分の創造性を表現することができるのだ。 今年はクラウドソーシングの参加者が大舞台に立つ年となるだろう。従来型の職を離れ、「ハイブリッド」型専門家または「クラウドソーシング」型専門家となる人々の話が盛んに取り上げられるようになる。クラウドソーシングが私たちの生活を変えてしまうのを肌で感じる日がすぐそこまでやってきている。 参考記事:http://www.crowdsourcing.org/editorial/eyekas-francois-petavy-five-predictions-for-crowdsourcing-in-2014/30116

この記事を書いたのは

柿崎 俊輔

1992年12月23日、山形県生まれ。青山学院大学経営学部3年生、マーケティング・経営戦略などを主に研究している。過去に3社でのインターンを経験し現在はクラウドワークスのインターンとして働いている。 http://crowdworks.jp