世界の本や映画が母国語に!クラウドソーシングによる翻訳の変革とは!?

Amazonで面白そうな本を見つけても、日本語訳が無く購入を断念…。こういった経験がある人は少なくないと思います。そんな外国語が堪能でない方々に朗報です! 従来よりも早く・安く翻訳できる、クラウドソーシングによる翻訳サービスが急激に成長してきています。 クラウドソーシングとは、インターネットを利用して、世界中の不特定多数の人(crowd)に、業務を委託(sourcing)する、新しい外注の仕組みのことです。

今までにない読書体験を提案する『BUYMA Books(バイマブックス)』

スクリーンショット 2014-04-08 20.37.40 4月7日に、世界中の本やコンテンツをクラウドソーシングで翻訳し、電子書籍として世界へ販売するプラットフォーム型サービス『BUYMA Books(バイマブックス)』が、株式会社エニグモにより公開されました。 「自著の本を翻訳してほしい!」「国内外で書籍を販売したい!」という著者や出版社が、著作物をBUYMA Booksに登録すると、BUYMA Booksの翻訳会員が母国語に翻訳します。翻訳された著作物は電子書籍化され、世界中に販売・配信される仕組みです。 プレオープン期間ですでに数百万もの人が翻訳会員に登録しており、翻訳作業を行っています。 まずは日本語の書籍を翻訳し、英語圏・中国語圏をメインに電子書籍の販売を始めています。今後は、地域別にマーケティングノウハウを貯めながら、販売エリアを広げ、英語などの他言語へも対応し、電子書籍の取り扱い数を増やしていきます。 世界中の人から著作物を集め、翻訳し、販売するまですべてインターネットで完結しており、今まで眠っていた作品がスピーディに世界へ公開されることもできそうですね。

映画、ドラマの字幕をクラウドソーシングを活用して翻訳する『Viki (ヴィキ)』

スクリーンショット 2014-04-08 20.39.32 クラウドソーシングを活用した翻訳が、動画の字幕としても使われています。2013年9月に楽天が推定2億ドルで買収したことで話題になった、Viki動画サービスの字幕は、クラウドソーシングにより翻訳されたものです。Vikiは200か国の視聴者に向け、世界各地のドラマや映画、アニメ、音楽、ニュースなどのコンテンツが配信されています。視聴者で形成されるコミュニティがクラウド上で字幕をつけます。ファンたちは翻訳を手がけながら、コメントなどで視聴体験を共有できます。「Viki」というサービス名も、動画の「Video」と、共同文書作成システム「Wiki」が由来とか。

日本における翻訳クラウドソーシングの必要性

ioio ビジネスシーンにも対応した、翻訳機能に特化したクラウドソーシングとして、「Gengo」「Conyec」があげられます。クラウドソーシングを活用することで、従来よりも格段に安く・早く、それでいて質は保たれた翻訳が可能となっています。 コンピュータの自動翻訳では質が担保できない。かといってプロフェッショナルでは高品質・高価格過ぎる…。という悩みが解決されます。 島国である日本は、陸続きの国と比べ言葉によるハードルが高いように感じます。 グローバル化が加速する中で、安く・早く翻訳してくれる翻訳特化型クラウドソーシングは、そんな日本にこそ求められているのではないでしょうか。

この記事を書いたのは

藤村 里乃

東北大学経済学部4年。東北に新たな出会いを生むべく、主にベンチャー企業と就活生との接点をつくる学生団体に所属。音楽が好きで5歳からエレクトーンを続けており、オーケストラやブラスバンドを編曲して弾いています。