米企業の88%がフリーランスを採用する「新しい雇用のカタチ」とは!?

日本では労働人口の40人に1人がフリーランスとして働いていると言われています。それに対してアメリカでは4人に1人がフリーランスとして働いています。 そんなアメリカでフリーランスの活用に関する面白い調査が発表されていたのでご紹介致します。 アメリカの主要企業の採用担当者260名を対象とし、調査・コンサルティングを手がけるTower Lane Consulting(本社:アメリカ)が行った「これからの働き方」に関する調査結果です。 調査結果によると、調査対象企業の60%が「2014年にフリーランスの雇用を増やす」と回答しています。なぜ今、アメリカの中・大企業がフリーランスを活用しているのか、また現場の採用担当者はどのような問題を抱えているのかなど、フリーランス雇用の現状を明らかにしています。 Catch up freelance

新しい雇用の潮流を生み出す要因とは!?

フリーランス雇用が増加している背景には、不安定な経済情勢と変動する市場ニーズ、新しい世代の価値観などがあげられます。厳しい経営状況下にありながらも企業は常に新しいモノを生み出さなければならず、進化する技術に対応できる優秀な人材を必要としています。 また近年ミレニアルズ※の多くが成人し、従来の考えにとらわれない自由な働き方を選択する人が増えました。高いスキルを持った人材を効率よく活用したい企業と自分らしい働き方を尊重する人々の間で新しい雇用のカタチが生まれたのです。調査でも88%もの企業が1年以内のプロジェクトにフリーランサーを採用していると回答しています。 ※Millennials: 1980年〜2000年前後に生まれた人々

5つの主な調査結果から分かるフリーランス雇用の推察

フリーランスの雇用に関する調査結果が発表されていましたのでご紹介していきます。 1.厳しさを増す市場の中で競争力を維持するため、75%の企業がスキルやタイミングなどのニーズに応じてフリーランサーを活用しているようです。 2.業務委託契約により、企業が求める専門知識・スキルを提供できるフリーランサーは雇用メリットが高く、50%の企業が「固定費削減を実現」している。 3.しかしながら採用担当者の多くが「優秀且つ適切なフリーランサーを見つけることが難しい」と回答し、フリーランス雇用における最大の問題であると認識している。 4.「支払いや連絡に手間がかかりすぎている」と全体の三分の一の企業が回答している。 5.フリーランス採用・管理における「既存システムの効率の悪さ」を指摘し、全体の三分の一がこれまでに問題を経験したことが判明しました。さらに、47%の企業は第三者リクルーターを利用している。

フリーランス管理ツールの必要性

 Elance Private Talent Cloud™ 上記の調査結果のように様々なメリットが望めるフリーランスの活用は企業にとって魅力的です。しかし同時に、フリーランサーの採用とオン・ボーディング※および管理に膨大な時間と費用がかかり、プロセスが難航しているケースも少なくないことが分かります。 調査でも34%の企業がフリーランサーとの連絡手段に手間がかかりすぎていると感じていることがわかりました。また67%もの企業が「フリーランス管理ツールの必要性を感じている」と回答しています。今後クラウドソーシングサービスのようなフリーランス管理ツールが増々求められてくる可能性が高いと言えるでしょう。米大手クラウドソーシングサービスElanceではフリーランスを一括で管理できる「Private Talent Cloud」というサービスを導入し、大企業の活用も促しているようです。 ※on-boarding: 新しいメンバーを企業やプロジェクトの一員として迎え入れる人材教育プロセス
  • 調査対象:中・大企業の人事採用担当者260名(条件: 社員数50名以上でフリーランサー10名以上の企業)
  • 方法:オンラインアンケートおよびインタビューを実施し、フリーランス採用の行動、プロセス、今後の計画などを尋ねた
  • 対象業界: テクノロジー、インターネット、オンラインメディア、消費材、製造業、小売業
参考記事⇒Surveying the New World of Work

この記事を書いたのは

柿崎 俊輔

1992年12月23日、山形県生まれ。青山学院大学経営学部3年生、マーケティング・経営戦略などを主に研究している。過去に3社でのインターンを経験し現在はクラウドワークスのインターンとして働いている。 http://crowdworks.jp