【第1回】雇用流動化で変革する「新しい雇用」について考えよう!

クラウドソーシングラボ柿崎です!今回は「雇用流動化で変革する「新しい雇用」について考えよう!」というテーマで記事をまとめてみました! 20140926山下ゼミ_卒業論文_中間発表-2.001

雇用流動化とは!?

雇用流動化とは、長期雇用・終身雇用という形ではなく、労働者が市場の変化に合わせ外部の企業に移りやすくなり、社会全体で人材の有効活用を図り経済の成長と雇用の維持・拡大していくこと言います。 安倍政権も日本の成長のための「新しい雇用」のあり方について模索している最中です。 現在、安倍政権が目指す「新しい雇用」の方向性を整理すると以下のようになります。
  • ・「解雇規制緩和などの法整備を行い、人材のスムーズな労働移動を実現する」

  • ・「正規社員と非正規社員の2極化を解消し、多様な働き方を実現する」

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日本的雇用における課題

少子高齢化による労働人口減少、グローバル化、技術革新など様々な理由で、現在の長期雇用・年功賃金を基本にしたルールでは企業側・労働者側それぞれに不便が生じてきています。企業側・労働者側の観点から労働市場の硬直化における課題を整理していきます。

企業側の課題

現在の日本的雇用における企業側の課題は大きく整理すると以下の2つになります。
  • ・一度雇うと正社員を解雇しにくいこと

  • ・柔軟に雇用・採用することが難しいこと

日本以外の欧米の国々の正社員の雇用契約は、業務に対する具体的な職務に対して期限を決められて結ばれています。 一方、日本の雇用契約では職務も具体的な期限も決まっていない代わりに、解雇規制がとても厳しいです。 経営環境に応じて柔軟に労働力を調整しにくいことが企業にとって大きな課題となっています。

労働者側の課題

一方、企業に雇われる労働者側の課題は大きく以下の2つが挙げられます。
  • ・働き方の選択肢が少ないこと
  • ・正社員のルートを外れた人に対して雇用機会が少ないこと
正社員比率が半数を大きく割り込み、家族のモデルが多様化していく中で自分のライフスタイルに合った多様な働き方をしたいというニーズが生まれています。しかし、正社員と非正規社員には雇用保障や賃金、社会保障といった観点で大きな相違があり、非正規社員にとっては大きな不便が生じています。また子育てや介護など様々理由で一度、正規社員のルートを外れてしまうという再就職が難しいということも大きな課題となっています。 20140926山下ゼミ_卒業論文_中間発表-2.003

日本企業に求められる「新しい雇用」とは!?

雇用流動化が進むことで今までの終身雇用制度、年功序列型賃金など日本雇用の前提を覆えしてしまいます。 日本企業がこれから求められる「新しい雇用」を考えるうえでのポイントを整理しました。
  • ・多様な人材の採用
    少子高齢化による労働人口減少のため、潜在的労働力である女性やシニア人材の活用が必要になってきます。 またグローバル化にいち早く対応するために、海外の人材を採用することも必要になってきます。

  • ・柔軟性をもった雇用体系
    ユニクロが登用した職務や勤務地、勤務時間を雇用契約に含めた「地域限定正社員」など 柔軟に優秀な人材を確保できる雇用体系が求められきます。

  • ・外部人材の活用
    クラウドソーシング※のおかげで人材のスキルは可視化され外部から必要な人材を必要な時に確保できる ようになった今、外部の人材をどれだけ有効に使えるがポイントになってきています。

※クラウドソーシングとは、クラウド(crowd:群衆)とアウトソーシング(outsourcing:外部委託)を合わせた造語で、インターネットを活用して不特定多数の人々に対して仕事を依頼すること、またはそれができるサービスを意味しています!

まとめ

雇用流動化時代における「新しい雇用」は単に欧米の模倣すれば良いというわけではなく企業・働く側それぞれの立場からどのように対応していくべきか考えていかなければなりません。 今後も、日本に合った「新しい雇用」の形を様々な側面で考えていきたいと思います!

参考文献

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4716/mobility.html http://www.rosei.jp/jinjour/article.php?entry_no=60431 http://www.kankeiren.or.jp/material/130430koyou.honbun.pdf https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/7012.pdf http://www.kankeiren.or.jp/material/130430koyou.honbun.pdf

この記事を書いたのは

柿崎 俊輔

1992年12月23日、山形県生まれ。青山学院大学経営学部3年生、マーケティング・経営戦略などを主に研究している。過去に3社でのインターンを経験し現在はクラウドワークスのインターンとして働いている。 http://crowdworks.jp