クラウドソーシングの活用がカギ?!ネパール大地震の裏側とは?

クラウドソーシング

※画像出典:photoAC

東日本大震災から5年。そして、今年の4月14日におこった熊本の大地震。 熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード6.5の地震が発生。16日には、マグニチュード7.3が観測され、日本全国に大きな衝撃が走りました。

また、最近ではネパール、チリ、アフガニスタンなどで大きな地震が被害をもたらしました。 今や、地震研究は、日本に限らず、世界レベルでの取り組みがますます求められるようになっているのです。

みなさん、2015年におきたネパール地震において、クラウドソーシングサービスが救助支援の促進につながったということはご存知ですか?そこで、今回は、ネパール地震の裏側をご紹介します!

ネパール大地震とは?

ネパール大地震

※画像出典:Photo by Omar Havana/Getty Images

2015年4月25日、ネパールで発生した大地震は、震源地に近い首都カトマンズを中心として、広範囲にわたり、甚大な被害をもたらしました。

現地では夜を徹して救助作業をしていましたが、救援物資の不足により難航し、がれきに埋もれた生存者を手作業で救い出しているという状況でした。多くの人が、古く脆弱な構造の家に住んでいたので、夜間に余震を恐れて、寒い中屋外で過ごす人が多かったと いいます。 この地震により、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が世界文化遺産に指定した、1832年建造のダラハラ塔(高さ約60m)も倒壊しました。10年前から観光客に内部を開放していて、警察によると、200人近い人が巻き込まれたそうです。

ネパール崩壊後

※画像出典:ネパール大地震、死者2500人超す エベレストで雪崩、日本人の死者も【UPDATE】The Huffington Post

クラウドソーシング上での呼びかけが3万人を動かした!

よびかけ

※画像出典:GARAG フリー素材集壱

地震発生の翌日にあたる4月26日、米国のデジタルグローブ社は、自社の人工衛星でカトマンズ周辺を撮影し、クラウドソーシング「Tomnod」に、地震発生前と地震発生後の状況の衛星画像を投稿しました。

そして、地震発生前の画像と見比べ、倒壊している建物や家屋、寸断された道路など、捜索や救助などが必要と思われる地点を見つけて、マーキングする作業に協力す るよう、ユーザーに呼びかけを行ったのです。

その結果、3万人以上のユーザーがインターネット上に集まり、救助が必要だとされる場所のマーキングが行われました。 3万人以上のユーザーからデータが集まったことにより、被災地で活動する救援チームが、緊急に救助しなくてはいけない地点を把握することができました。

従来であれば、とても時間のかかっていた作業を、クラウドソーシングを活用することによって、一瞬で、3万人ものユーザーを集めることができたので、より多くの人の救助につながったのです。

まとめ

日本は地震大国と言われていますが、いまや地震の問題は、日本にとどまらず、世界中でも注目されています。今回は、クラウドソーシングを活用することによって、ネパール地震の救援活動が活性化したという事例をご紹介しました。

地震に関して、毎日様々な研究が進んでいますが、とても時間がかかる作業をシンプルに細分化し、インターネット上で呼びかけ、不特定多数の人の労力を集約させることで、災害時の救援につなげることができるクラウドソーシングは、さまざまな災害発生時にも応用できそうですね。

この記事を書いたのは

Tomoko Ueno