知りたい情報はこうしてつかむ!あなたに適した市場調査の方法とは?

見出し1 引用元: PAKUTASO

モノづくりに携わる企業にとって、現在のトレンドを生かした商品づくりは重要課題のひとつ。そのヒントとなるのが、消費者の生の声が反映される市場調査です。 最近では卒論や研究のために市場調査を行う学生も多いそう。 ただ、同じ調査をしても、方法次第では売上や結果に大きな差が出ることもあるのだとか…。 せっかく調査を行うなら、最短の手法で、効果的な答えをだすためにも
 ・市場調査の行い方
 ・市場調査の依頼方法
をしっかり理解しておきましょう。

市場調査の手法

見出し2 引用元: GATAG

ひと口に市場調査と言ってもその方法は、さまざま。それぞれにメリット、デメリットがあるのはもちろん、活かせるデータを手に入れるためには、最適な調査方法を見極めることが重要です。

郵送による調査
対象者の自宅に調査用紙を郵送し、回答後に返送してもらう方法です。

メリット
調査員などの人件費や、会場設営のコストがかからないため、調査費用を安く済ませることが可能。また、対象者の年齢、性別、住んでいる場所を絞ることができるので、ターゲットとなる層の意見を一気に集約できます。

デメリット
回答者の負担が大きいため、回収率が低いのが難点。回収の目安は3割と言われていますが、それ以下のことも多いようです。そのため、回収率を想定し、調査する対象の範囲を調整する必要があります。

調査目的:意識調査、利用調査、認知度調査 など
・サンプリングの同封も可能なので、新商品の改善点の調査などが可能
・回答が記録として残せるため、学生のマーケティング調査にも適している

電話による調査
スタッフが対象者に直接電話をかけ、あらかじめ用意された質問をし、それに対しての答えを聞き取り紙に記入します。

メリット
準備期間やコストがそれほどかからないため、調査が手軽。また、近郊、遠方の対象者問わず、手間が同じなので、効率よく調査できます。

デメリット
対象者が、長い時間の拘束を嫌うため、質問事項が限られます。目安は15分以内。また最近では電話帳不掲載の家庭も多いため、調査できる家庭が制限されがちです。

調査目的:意識調査、利用調査、実態調査、認知度調査
・イエス、ノーで答えられるような比較的簡単な調査向き

訪問調査
調査員が各家庭に出向き、調査する方法です。
1.アンケート紙を用いる方法(対象者が記入、または調査員が聞き取り記入)
2.紙を用いないインタビュー形式
3.商品テストを行ってもらい、反応を後日伺う方法
などがあります。

メリット
調査員のお願いにより行うアンケートのため、高い回答率が期待できます。また、インタビュー方式のアンケートであれば、質問のボリュームを感じさせにくく、対象者の負担軽減にもつながります。

デメリット
調査員の人件費が大きくなる恐れがある上、快く調査に応じてもらうためにも、調査員の質を見極めることが必要です。最近では、共働きによる昼間不在の家や、オートロックのマンションが増えたため、対象者と接触しにくいことも課題になっています。

利用目的:意識調査、認知度調査、利用調査、実態調査、商品の改善点の把握
・高い回答率を得るためには、事前にアポイントを取る事も必要

面接による調査
じっくりと顧客の声を聞きだせる調査方法。指定した会場にやって来た顧客一人一人に対し、30分~1時間かけて、あらゆる角度から質問します。

メリット
商品に対する顧客の素直な反応を見ながら、質問事項を柔軟に変えることができる。商品に関心のある対象者である人を選ぶことが多いため、品質向上につながる回答が期待できる。

デメリット
マンツーマンで行うため、膨大な時間と費用(人件費、会場費、交通費など)が必要。また、アンケートの対象となる顧客の数も限られる

利用目的:意識調査、利用調査、実態調査、認知度調査、商品の改善点の把握、商品開発
・特定の商品や事項に対しての調査向き

集合調査
ターゲットとなる顧客を複数人(6人程度)指定の会場に集め、ある一定の話題やテーマに対しグループで討論します。

メリット
対象者の素直な反応を知ることができ、短時間でのデータ収集が可能です。また担当者とのコミュニケーションがとりやすく、本音を聞き出しやすいことも多いよう。さらに複数人で討論することにより、個人では思い着かないようなアイデアが生まれることもあるようです。

デメリット
他の参加者の目があるため、深いところまでは発言しにくいことも。また本題が反れてしまうことも多々あるので、適宜、軌道修正するための司会者の技量が必要です。

利用目的:意識調査、利用調査、認知度調査、特定の商品の改善点の把握、商品開発

観察調査
いわゆるモニタリングによる観察。実際の現場を観察し、対象者の行動をデータ化します。 例えば、「朝6時から12時までの交通量」や、「店舗への1日の来客数」など。

メリット 確実な事実情報の把握ができます。数値としてデータ化することが可能です。

デメリット 結果は数値として現れますが、それに至るまでの経緯を知ることが不可能です。”どういういきさつで、そうなったのか”を知るための分析は、担当者の判断に委ねられるので、ある程度マーケティングを把握できる知識が必要です。

利用目的:市場動向調査、市場推移調査、実態調査 など

クラウドソーシングを利用したアンケート、モニタリング
インターネットを介して登録ワーカーに発注する『クラウドソーシング』を利用した市場調査も人気を集めています。

メリット
依頼者がクラウドソーシングへ登録する際には、利用料が無料であることがほとんど。登録後は簡単なアンケートであれば1件あたり数円程度から必要件数を発注できます。年齢や性別の制限を設けることにより、ターゲットとなる対象を絞ることも可能。調査結果の早い回収も見込める上、質の悪い回答は承認されず賃金が支払われないため、高い質の回答を得ることができます。

デメリット
発注金額とアンケートのボリュームのバランスがとれないと、期間内に回答が必要件数得られないこともあるようです。

利用目的:意識調査、利用調査、実態調査、認知度調査 など
・少しでも早くマーケティング調査の結果が欲しい時 ・商品開発、企業のイメージ調査、一定の商品に対する感想

方法に合わせた依頼の仕方

マーケティングを知るうえで、重要な市場調査ですが、方法によって調査依頼の方法も変わります。

郵送による調査
・顧客リストが多い場合は自社で実施可能
・不特定多数に送付する場合は、マーケティング会社に依頼

電話による調査
・電話帳による不特定多数の抽出が可能なので自社で実施可能

訪問調査
・信頼感により顧客に回答してもらえる確率も高くなるので自社で実施した方が良い

面接による調査
・無作為にターゲットを抽出するためには、マーケティング会社に依頼した方が良い

集合調査
・企業で応募者を募ることが多いので、自社で実施可能

観察調査
・自社で実施可能

クラウドソーシングを利用した調査
よく使われるサービス
クラウドワークス  https://crowdworks.jp/
ランサーズ  http://www.lancers.jp/
ウーマンクラウド  https://cl.womancrowd.jp/
シュフティ  http://www.shufti.jp/
Craudia  https://www.craudia.com/
など

最近の市場調査の方法

見出し3 引用元:GATAG

最近ではパソコンやスマートフォンのアプリを通して、市場調査の結果が公表されるようになりました。特に随時更新される統計サイトは、最新のデータの収集が可能。マーケティング調査の結果がジャンル別に掲載されているので、知りたい情報に特化して検索することもできます。中には利用無料のサイトもあるようなので、興味のある方は一度開いてみてはいかがでしょうか。
SPEEDA https://www.uzabase.com/speeda/
スマートアンサー http://smartanswer.colopl-research.jp/
MC-MAP/WEBⅢ http://www.mc-map3.com/index.html
など

まとめ

最新の動向を知る上で欠かせない市場調査。企業への依頼や、地道に行う方法もありますが、クラウドソーシングという考え方が広がり、パソコンひとつあれば簡単にできる作業になりつつあるようです。ただ、相手とのコミュニケーションがあるからこそ、引き出せる答えもあるはず。手間や時間をかけてじっくり答えを引き出す手法をとるか、様々なツールを利用して手軽に多くの声を集めるやり方を選ぶのか、あなたならどちらの方法を選択しますか?

この記事を書いたのは

Bori

社会人。ITで世界を変えたいゲーム好き。