毎日の通勤時間「58分」-無駄にしない有効利用と短縮法ご紹介!

通勤時間0 引用元:ぱくたそ

仕事は、私たちの人生に大きな影響を与えます。特に「時間」に着目すると、1日のうちの多くを占めることが分かるでしょう。仕事に要する時間は、勤務時間プラス「通勤時間」です。人によって異なるこの「通勤時間」。あなたは毎日どの程度を費やしているでしょうか。通勤時間をどのように有効活用していますか。首都圏のサラリーマンを対象にした調査結果をもとに、現状と問題点、通勤時間の有効活用法や、短縮するための方法について考えてみましょう。
 1.通勤時間ー「現状」と「理想」と「限界」
 2.1年において通勤時間が占める割合は?
 3.通勤時間の有効活用法
 4.通勤時間を短縮するために

通勤時間-「現状」と「理想」と「限界」

通勤時間1 引用元:ぱくたそ

通勤時間について、東京都内に勤務するサラリーマン583人から聞き取りをした「『通勤』の実態調査2014」(不動産情報会社アットホーム調べ)の結果が公表されています。対象者は、5年以内に住宅を購入した首都圏在住の既婚者で、子どもがいる人となっています。
この調査結果によると、片道の通勤時間は平均で「58分」でした。また、「『通勤時間』の”理想”と“限界”は、片道何分位ですか?」との質問に対しては、「理想」は35分、「限界」は86分という結果が出ました。ほかに、通勤時間が長いほど、睡眠時間が短くなり、電車通勤では3割弱の人が寝ていることも分かりました。

1年において通勤時間が占める割合は?

通勤時間2 引用元:ぱくたそ

いったい、この通勤時間は、1年間ではどの程度の割合を占めるのでしょうか。まず、調査結果は片道の時間であるため、2倍して、往復の時間を出しました。1日あたりの通勤時間は「現状」が116分、「理想」は70分、「限界」は172分となります。休日は週2日として設定。1年間の365日から休日・祝日数を差し引いて勤務日数を出し、通勤時間が占める割合を算出してみました。

図1

 分母となる「1年間」は、365日ではなく、年間の勤務日数245日を時間に換算(5880時間)して設定したので注意してください。この計算方法を用いた場合、年間勤務日数に占める通勤時間の割合は、上の図で示すように「現状」は8%(474時間)、「理想」は5%(286時間)、「限界」は12%(702時間)となります。  「現状」では、1年間に「474時間」も通勤のために費やしています。これだけの時間を通勤だけのために使っているとすれば、もったいなく思う方も少なくはないでしょう。

通勤時間の有効活用法

通勤時間3 引用元:flickr,by skyseeker

この「『通勤』の実態調査2014」には、次のような質問もあります。

「通勤は、あなたにとって、有意義な時間ですか?」 「通勤は、あなたにとって、苦痛な時間ですか?」

「有意義な時間」だと答えた人は全体の27.1%。これに対し「苦痛な時間」と答えた人は35.7%と、通勤時間を「苦痛」だと感じる人が上回っています。年間「474時間」-これが苦痛な時間だとすれば、実にもったいないですね。

また、通勤手段については「電車」が全体の85.2%を占めて堂々の1位。2位の「自動車」(4.5%)を大きく引き離しました。この電車通勤者497人を対象にした、次の質問では、通勤時間を「有意義」と思う人と、「苦痛」に感じる人で、興味深い違いが出ました。

 
通勤時間を「有意義」と思う人
%
通勤時間を「苦痛」に感じる人
%
 1位 
読書
47.8%
ニュースサイトを見る
35.1%
 2位 
ニュースサイトを見る
26.1%
寝る
25.0%
 3位 
寝る
24.6%
読書
24.1%
 4位 
新聞を読む
21.7%
ゲーム
20.6%
 5位 
音楽を聞く
18.1%
音楽を聞く
17.1%
 6位 
勉強
15.2%
中吊り広告を見る
17.1%


それぞれ上位6位をまとめました。複数回答となっているので、割合は参考にとどめますが、「有意義」だと思う人の実に半数近くが「読書」をしています。また、「苦痛」に感じる人の上位には入っていない「新聞を読む」「勉強」にも注目しましょう。この3点から、通勤時間を「有意義」だと思う人たちは、電車の中へ本、新聞、参考書、勉強のためのメディアなどを、意識的に持ち込んでいることが分かります。
一方、「苦痛」に感じる人では、3位の「読書」を除くと、スマートフォンの閲覧をする程度で、時間をつぶしている印象を受けます。極め付きは「中吊り広告を見る」です。いかに目的を持たずに無為に過ごしているかが、目に浮かぶようですね。

通勤時間を有効に過ごすためには、「目的を持つこと」が大切であると言えるでしょう。上で紹介した「勉強」には、資格の取得も含まれるかと思います。現状の通勤時間の平均が、片道58分です。行き帰りに約1時間ずつあれば、資格試験に目標を定めて、毎日計画的に勉強を進めることができます。

また、「読書」「新聞を読む」「勉強」に加えて、通勤時間を有効活用できることとして、副業としての「仕事」が挙げられます。ネットを通じて仕事を行うことのできるクラウドソーシングのWebサイトや、アンケートなどの軽作業を行うことでポイントが貯まるサービス等を利用すると、通勤時間を使ってお小遣い稼ぎのように取り組むことができるでしょう。

「有意義」派と「苦痛」派を含めて、全体において特徴的なのが、インターネットの利用です。「ニュースサイトを見る(30.6%)」「ゲーム(17.7%)」「音楽を聞く(16.9%)」「SNS(8.9%)」「動画を見る(3.0%)」-いずれも、スマートフォンやタブレット端末等を利用していることがうかがえます。

通勤時間を短縮するために

通勤時間4 引用元:flickr,by skyseeker
はじめに紹介した「理想」の通勤時間を改めて見ると、片道「35分」です。現状の平均「58分」から23分も短縮することは、工夫次第で実現できるかもしれません。最後に、通勤時間を短縮するためにできることを、3点ご紹介します。

● 通勤手段の変更
調査結果で、大半の人が「電車」を利用している一方、少数ながら「自動車」「自転車」「徒歩」「バイク」「バス」の人もいました。自動車通勤は便利ですが、朝夕のラッシュに巻き込まれると、ストレスにもなりますし、時間の節約は難しそうです。もし、最寄りの駅まで自転車かバイクで行くことができるなら、電車通勤に切り替えることも検討してはいかがでしょうか。

● 転居
これはかなりハードルが高いかもしれませんが、通勤時間の長さが生活に悪影響を及ぼしているならば、思い切って引越しをすることも考えてみましょう。勤務先や電車の駅の近くに住めば、通勤時間は大きく短縮することができます。ただ「勤務先に近すぎてオンオフの切り替えができない」「静かな生活環境が得られにくい」という可能性も考えておく必要があるでしょう。

● 転職・働き方の変更
最後に、ハードルの高さは状況によりけりだと言えるのが、転職、働き方の変更です。会社通勤をやめて、インターネットを使った働き方も選択肢に入れると、生活が大きく変わるでしょう。これまでのキャリアを元に在宅で仕事を受注したり、先にご紹介したクラウドソーシングを活用したり。これまで通勤時間を「苦痛」だと感じていた人も、自分のペースで、暮らし方に合わせて働くことができます。まずは様々な情報を集めてみましょう。

最後に

満員電車に揺られながら、朝も夜もため息をついているサラリーマンたち。日々、長い時間を費やしている通勤時間は、工夫次第で有効活用したり、短縮したりできるのではないでしょうか。丁寧な調査結果をもとに、そのヒントを考えてみました。人生はあなたのものであり、仕事はそれを彩る手段と言えます。心身ともに健康に、豊かな生活を送るために、通勤時間を見直して、新たな可能性を探ってみて下さい。

この記事を書いたのは

Bori

社会人。ITで世界を変えたいゲーム好き。