10万件以上のアイデアが!「群衆の知」を上手く活用する海外事例6選

「クラウドソーシング」とは、インターネットを通じて不特定多数の人々に業務をアウトソーシングすることである。 またクラウドソーシングを用いれば労働力、資金だけでなく群衆の知を募りアイディアを集めることもできる。 今回はクラウドソーシングを上手く活用し、圧倒的に成功している企業を6つ紹介していきたい。

STAR BUCKS(スターバックス)

Mystarbacksidia スターバックスはクラウドソーシングを活用した「My Starbucks Idea」というサービスで顧客から新しいアイデアを公募している。すでに10万件以上のアイデアが提案されており、この試みは結果的にブランドの顧客エンゲージメントにおいても強い武器にもなった。 アイデアは新しいコーヒー・ケーキの味からカップデザイン、スタバカードのデザインまで集められており、既に採用された数は200件以上にも及んでいる。最近では商品に関するアイデアだけでなくお店のデザインからCSRまでものアイデアを募集している。

LEGO(レゴ)

スクリーンショット 2014-02-27 18.50.19 LEGOはクラウド(個人)から新しいアイデアを募集するため、「Cuusoo」というプロジェクトを始めた。このプロジェクトでは、ユーザーからアイデアを募集し、そのアイディアに対して他のユーザーに投票してもらう。 その中で投票が1万票をもらったアイデアはレゴ社内にてレビューされ、合格したアイデアは実際の商品になるという仕組みである。 すでにアイデアは5千件以上提案されており、今までで5つのアイデアは採用され、実際の商品になった。驚くべきことにその5つの採用されたアイデアのうち2つは日本から生まれてきたアイデアである。 発売された商品の売上高の1%はアイデアを提出した人に寄与されるが、今までの合格者は全員慈善団体に 収益を寄贈したようだ。 動画:http://www.youtube.com/watch?v=ZaFbGIV5s7k#t=42

Wal-Mart(ウォールマート)

Get on the shelf ウォールマート社は、新しい商品のアイデアを集めるために、クラウドソーシングを利用した「Get on the shelf」というプロジェクトを始めた。2012年にウォールマート社がコンテストを開催し、アメリカの開発者、起業家や中小企業から新商品のアイデアが4,000件も提案された。 このアイディアに対して、消費者がウォールマートに販売してもらいたい製品をオンライン上で投票し、同社がオンライン・ストアにて3つの商品を選んで販売される。さらに、選ばれた一つの商品はウォールマートのホームページにて紹介され、一部店舗にて販売とされている。

Domino’s Pizza (ドミノ・ピザ)

Domino’s Pizza 米ドミノ・ピザがLocal Motorsとチームを組み、ピザの宅配車をゼロからクラウドソーシングでデザインする「Ultimate Delivery Vehicle Project」というコンテストを行った。受賞したデザインを提出したユーザーは$10,000をもらい、提案したデザインを実際に実現させようとしている。 車のレイアウトやインテリアデザインなど計5回に渡ってコンペが行われた。

TOYOTA(トヨタ)

スクリーンショット 2014-02-27 18.25.39 トヨタ自動車は世界中の子供達を対象にクラウドソーシング活用し、車のデザインを募集する「Toyota Dream Car Art Contest」を行っている。2012年には70カ国から60万を超える応募が集まり、コンテストの受賞者には日本に招待するなどの賞与を行なっている。 ちなみに、トヨタ自動車は1936年に最初のエンブレム(ロゴ)をクラウドソーシング(コンペ形式)で作成しておりこれが世界で初めてのデザインクラウドソーシングであると言われている。

VOLVIC(ボルビック)

volvic クラウドソーシング 清涼飲料水を販売するVOLVICはパッケージデザインのリニューアルを行うためをクラウドソーシングでアイデアを公募した。3週間で27カ国から109のパッケージ案が提案され、そのパッケージは現在も使われている。

まとめ

グローバルでは既に多数の企業がクラウドソーシングを活用をして、ビジネスに生かしている。今後、日本での導入事例も紹介していきたい。

この記事を書いたのは

柿崎 俊輔

1992年12月23日、山形県生まれ。青山学院大学経営学部3年生、マーケティング・経営戦略などを主に研究している。過去に3社でのインターンを経験し現在はクラウドワークスのインターンとして働いている。 http://crowdworks.jp